売上を現金で回収する。
2013.11.15 Friday
JUGEMテーマ:ビジネス
商品を販売して、取引先に納入すれば、売上です。 その売上は現金になります。現金にならなければ、ただ働きですからね。 では、売り上げてから現金になるまで、どれぐらいの時間がかかりますか? 小売業なら、現金と商品が交換か、カード払いなら1月後。 製造業なら請求書ののちに振り込みまたは手形。 その期間が長ければ長いほど、資金が厳しくなります。 建設業界なら半年、行政関連なら1年後に現金化など結構多いです。 後継者で財務が弱い人はこの現金化までの期間を気にしていない方がいます。 売上が高まっていれば、問題ないと。 でも、後継者が身につける財務ではこの「資金繰り」が重要です。 今月の支払いは大丈夫か。3ヶ月後は大丈夫か。 そのために、入金と支払いのバランスをとることが何よりも重要です。 その第一歩は、まずは入金を早く、確実に。 現金が不足すると倒産ですので、売上の現金で支払いができることがベスト。 次に、現金が足りないようなら、支払いを翌月以降にすることを交渉する。 それでも、不足するなら、一時的に資金を借り入れして支払う。 しかし、この金策こそが経営者の仕事と勘違いし、金融機関に奔走するようではいけません。 あくまでの、資金管理は経営を円滑するための方法の一つに過ぎず、顧客への価値を生み出していません。 もし、後継者の皆さんの会社が、月々の資金繰りに経営者が毎月金策しているようなら、根本的な問題があります。 その根本的な問題を解決しなければ、皆さんも同じような金策に走るだけの経営者になってしまいます。それでは、夢も希望もありません。後継者として幸せでありません。 現実問題として金策している経営者ほどつらいものはありません。できれば、誰もやりたくない仕事です。だったら、そのやりたくなし仕事がない会社を後継者が作ると決めて、社内を改善しましょう。 そんな、劇的変化を起こせるのが事業承継です。 |